パワパフの解釈
数え落とした昨日の
欠片かき集めて
立て直したプライド抱えて
風と雲が急ぎ騒ぐ
きりきり舞いには
試される、自らが言い訳無しで
選び取るのは魂。二度目は無い
これは歌詞なんですけど、この歌詞をみて何を思い浮かべますか?
まずボーカルはどなたでしょうか?
男の人でしょうか、女の人でしょうか歌詞はかなり中性的だと思うんです。
歌っているのは
P.P.Sで
曲名は『Work Soul Out!!』
当時、パワーパフガールズの日本での放送に合わせ声優さんたちがユニットを組んでイメージソングを制作しました。
「パワーパフガールズ」とは、カートゥーンネットワークで放送された、スーパーパワーを持った3人の幼稚園に通う女の子たちが主人公のコメディアニメです。
スーパーパワーでタウンズビルで起こる悪者たちをやっつけるヒーローアニメでもあります。が、コメディ要素がかなり強いです。アメリカンコメディ。
トゥーンアニメって結構コメディ要素が強くて終始ふざけ切ったギャグがある、子供向けのイメージが世間的には強い、、、と思っているんですが当時のパワーパフガールズも最初はそんな感じです。日本のドラえもんとかクレヨンしんちゃんのアニメを想像してくれて結構です。(近年は大人も楽しめるストーリーのものが多くみられますが、カートゥーンとか全くみてこられない方には説明が難しい気がします)
で、この歌詞を声優の林原めぐみさん含め3人の透き通った声の持ち主が歌っているわけなのですが、歌詞をもう一度みてみましょう。
数え落とした昨日の
欠片かき集めて
立て直したプライド抱えて
風と雲が急ぎ騒ぐ
きりきり舞いには
<サビ>
試される、自らが言い訳無しで
選び取るのは魂。二度目は無い‼︎
コメディアニメ要素どこ?
きりきり舞い…確かにガールズは頻繁に出てくるモンスター退治に忙しいってエピソードもあったな…。とは思うけど言葉の表現がカッコ良すぎないか…?
サビは
言い訳なし、選ぶしゃなくて選び取る。
かなり強い印象を受けます。
ってなるんですよ。パワパフってこんなんだっけ?
歌詞は続きます。
秘めた野心の香りをまとい始めた朝
立ち姿もいささかハンサム
心に飼う龍につけるトンボの羽でも
そうここに残ってる傷のあとには
消えないでと願ってる証となれ
うーん。女の子が心に龍を飼ってトンボの羽をつける…。結構、和テイストなものが入ってきましたね。
朝、立ち姿 と、くると出勤前とか登校前とかを思い出させます。朝に野心の香りをまとうってことは、今日はやってやろうとか気合の入った朝なんでしょうか。
最後の2行が解釈難しいんですけど
傷のあとを証にしたいんですかね、傷あとを残したくないって女の子多いんじゃないでしょうか。それが心の傷だったとしても傷あとを残しておきたいっていうのは、何か戦った証拠とはいえ、カッコいいですね。
これがまどマギとか、セーラームーン、プリキュアとかだったらわからなくもないんですが、パワパフですから、なおさら不思議なんですよね。パワパフを、闘うガールズの方にすごくフォーカスしてくれたんでしょうか。かなり大人っぽい解釈で。
というか、子供人気はそんなに狙ってなかったのかもしれないですね。今となっては分からないです